アレルギー性鼻炎の対策のいろいろ

アレルギー性鼻炎に効く治療薬

アレルギー性鼻炎に最も効く治療薬はステロイド薬です。しかし、長期間の使用では副作用の危険があることから、一時的な使用にとどめ、その後は抗アレルギー剤や抗ヒスタミン薬、抗血管収縮性点鼻薬を使っていくことになります。ステロイド薬には粘膜の炎症を抑えたり、抗体がつくられるのを防いだりする作用があります。内服薬と点鼻薬がありますが、4日から7日間程度使用したら、他の薬に替えるのが望ましいでしょう。点鼻薬は鼻に直接噴霧するタイプで、粉末剤と液剤の2種類があります。使用頻度は1日1回から複数回までさまざまです。くしゃみや鼻水、鼻づまりに効果があり、約1日から2日で効き始め、継続使用で効果が高まります。副作用はほとんどないようです。鼻の粘膜には炎症を引き起こす細胞が集まって、炎症性のタンパクを大量に合成しています。鼻噴霧用ステロイドは、炎症を引き起こす細胞の数を減らしたり、炎症性のタンパクの合成を抑えたりし、症状を改善します。粉末剤は液だれがなく、防腐剤や保存剤も含まず、匂いや噴霧したときの刺激がほとんど感じられないという特長があります。抗アレルギー剤は、ヒスタミンの放出を防ぎますが、使用してから効果が出るまで約2週間かかるため、予防薬としての効果が期待される薬です。これも内服薬と点鼻薬があります。抗ヒスタミン薬は、放出されたヒスタミンを無力化する薬です。症状が出ているさ中に飲むと効果があります。予防薬としては使えません。薬は内服することになります。 抗血管収縮性点鼻薬は、鼻粘膜の血管を収縮させ、鼻づまりを解消する作用があります。耳鼻科では、 鼻水や鼻づまりを解消するために鼻の中を吸引する治療もおこなわれます。